月刊「大演説」

2月28日(日)

神戸市東灘区魚崎にて

津波注意報が発令されています。
警報の出ている地方でも、たいした津波は来なかったようで、ひと安心です。

神戸市会では、今、平成22年度の予算を審議する議会が開催されています。
予算を審議しながら、心配になることは、財政危機の津波であります。

地方自治体で、今年、医療やら生活保護費などで必要なお金は、国の計算によると、82兆円であります。
その必要なお金のことを「地方財政計画」と言います。
どれぐらいのお金か、想像できますか。
一万円札を積み上げて、富士山の240倍の高さになるお金です。
地方にはお金が足りないので、国から地方へ、地方交付税というお金をくれます。
それが、約17兆円です。

それだけでは、まったく足りないので、「地方の皆さま、後で支払いますから、どうぞ借金をしてください」と国は言います。
その借金のことを、「臨時財政対策債」と言います。
その額は、7兆7千億円です。

ほんまに返してくれるのかどうかは、今の時点ではわかりません。
いかにも金回りの悪そうな先輩がやって来て、「おい、飲みに行こう!」と言われて飲みに行き、支払いの段になって、「すまん、今度、事業当てたら返すから、お前、今日は払っといてくれへんか・・・」というような話です。
危ない話だと、思われませんか。

神戸市でも、今年は440億円の「臨時財政対策債」を発行します。
引き受け先は、銀行や、保険会社などの機関投資家であります。
国と地方の税源割合を、現状の60%対40%から、地方が多くの財源を持つ40%対60%に変えれば地方財政は楽になる!と、しばしば言われますが、今や、そもそも全体で100%の財源の無いことは明らかなのであります。
国と地方の税源を合わせても、地方財政全体が必要とするお金の80%しかないのであります。
80しかないものを、60対40や、40対60などと議論するのは、不毛の論議であります。

公務員だけ、税金だけでは自治体運営が出来なくなる時代が、津波のように、そこまで迫っているのであります。
行政サービスの提供の仕方、行政課題の解決の仕方を、根本から変えなくては、地方も国ももう成り立って行かないのであります。

その問題解決の種は、市民の中にある!
あらゆる専門家が150万神戸市民の中に揃っている!
というのが、私、浦上忠文をはじめ、我々、神戸市議会「住民投票☆市民力」会派メンバーの思いであります。

春が、そこまでやってきました。
これから、どんどん皆さまとお話を交わしながら、財政危機の津波を押し返していこうと考えています。
どうか皆さん、
いっしょに歩んでくださいますようお願い申し上げます。
ありがとうございました。

ありがとうございました。



神戸市会議員 浦上忠文
E-mail: tadafumi@uragami.jp
http://www.uragami.jp/

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